【コラム】学生は知らない、医療界のタバコ事情 | 現状維持OTを脱す!

【コラム】学生は知らない、医療界のタバコ事情

コラム

【コラム】学生は知らない、医療界のタバコ事情

こんにちは!OTだみんです!

皆さんは、医療界で働く方は、あまり喫煙しないイメージがありませんか?

健康のプロである医療人は、タバコとは縁遠いように思いますよね。

しかし、実は真逆!タバコは、医療福祉の現場では溢れております。

意外、と言われる方が多いかもしれませんが、実は医師や看護師、リハビリ職は一般の人と比べてタバコを吸っている人が多くいる印象です。

面白いですよね?

今日は、実は喫煙者の多い現場!医療職と喫煙の関係についてお話していこうと思います!

この記事はタバコを吸うことを推奨する意図はありません。

吸うのであれば、デメリットをしっかりと確認し、自己判断でお願いいたします。

フラジャイルで見るリアルな医療現場

皆さんは、フラジャイルという医療漫画を知ってますか?

この漫画の中では、研修医の宮崎先生が徹夜する際にタバコを吸っていたり、他の先生方も吸っていたりしています。

あれは、実はかなりリアルな描写です!

喫煙ー医師の場合

医師は意外とタバコを吸っています。

夜勤の時に吸ったり、酒を飲む時にのみタバコを吸うという先生もいました。

そのかわり、ヘビースモーカーには会ったことがありません。

医師の喫煙者には、何か気合を入れる時や一定の条件が整っているときなど、決まった時にだけタバコを吸うという人が多い印象です。

喫煙ー看護師の場合

各病棟にタバコを吸う看護師は2~3人いらっしゃったと思います。

ヘビースモーカー、まではいかないですが、日常的に吸っている人は何名もいらっしゃいました。

さらに、年齢層は偏っておりません。比較的若い世代からベテランまでタバコを吸っています。

以前、看護師の方にどうして吸うのか聞いてみたことがあります。

リアルな回答としては、

aさん「昔から吸っていたから」

bさん「ストレスが強いから、なんかタバコに逃げてる感じ」

cさん「夜勤の時にちょっと吸うだけ。朝方に頭を働かせるために」

だそうです。

看護師さんは、業務独占ながら、医師の判断がないと行動できない特徴があります。

つまり、自己決定して介入できません。他のコメディカルの職種もそうなのですが、特に看護師は業務のほとんどが医師の確認がいります。

そして、その確認をしにいったときに、看護師に強い口調でパワハラをするドクターが多いのも事実。よく〇〇先生が夜勤のときは胃に穴が開きそう、とか看護師の愚痴をきいてました。

また、看護師は女性が多いです。男性も増えてきたとはいえ、まだ実感レベルで2割程度ですね。

女性職場には、外からは見えづらいいじめの問題などさまざまストレスの原因があるようです。

※一方男性の多い職場は見えるところでパワハラするので、それはそれでタチが悪いですけどね(笑)

また、患者に1番近いのも看護師ですから、患者とのトラブルで矢面に立つのはどうしても看護師が多いです。

このように、非常にストレスを受けやすい職業なのです。

タバコに逃げたくなる気持ちも重々わかります。(看護師の皆さん、お疲れさまです)

喫煙ーリハビリ職の場合

リハビリはかなりの人数がタバコを吸っております。

特にリハビリの男性職員は下手すると半分ぐらいはタバコを吸ってたりします。

他の医療職に比べて、割合が高いのが特徴的だと思います。

忘年会といった飲み会では、喫煙者を集めたタバコ席が作られるほど(笑)

聞くと、多くは

「昔から吸ってた」という人が多いです。

リハビリ職の間では体育会系のノリが多いことも特徴で、非常にタバコミュニケーションが盛んです。

タバコを吸っている中でいろんな情報交換をしていたり、業務の話のみならずプライベートの話が出てきたりなど、会話の大きなきっかけであることが多いと思います。

リハ職の中で、この人たち仲良いなぁという人たちって、タバコミュニケーションをしている人たちだったりしますね。

余談ですが、以前、実習生が実習を攻略するコツとして「コミュニケーションを取ること」を推奨しました!

コミュニケーションがよく取れている様子だったある実習生は、指導者とタバコミュニケーションをしていました。

すごく仲が良くて、いろんなことを相談していましたね。

コミュニケーションを取るためにわざわざタバコを吸うことは無いとは思いますが、すでに喫煙をしている学生の方は、タバコ休憩の時間を有効に活用して指導者との交流を深めるのはアリな戦略です!

まとめ

今回は、少し箸休めのようなコラム記事でした。

医療人もタバコを吸っているというのは、一般のイメージからすると意外に思われる方が多いと思います。

タバコは健康に害があるという研究がありますから、本人のリスク判断でのみ行うべきですし、受動喫煙などで周囲の迷惑にならないように吸うなどのマナーも高い水準で求められてしかるべきです。

しかしながら、医療現場という戦場の最前線で戦う人たちのストレス発散方法になったり、異職種ながら協業することの多い医療現場でコミュニケーションのきっかけになっていたりと、医療とタバコは意外な接点をもっていたりするのです。

学生さんの知らない医療現場の一側面をお伝えできたら幸いです。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

以上、OTだみんでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました