【新人攻略】1年目のお仕事の流れ紹介&臨床でうまくやるコツ
こんにちは!OTだみんです。
リハビリの国家試験も無事に通り、リハビリ職につけたみなさま、おめでとうございます!
しかし、新人となって職場に入り、一人前になるまで、また一苦労が待っています。
この記事では、病院に入職した1年目の新人さんの一年の流れをモデルケースを出しながら説明していきます。
これを読んで事前に職場のイメージトレーニングをし、対策を打って、より良いリハビリ職人生をスタートしていきましょう!
では、見ていきましょう!
病院1年目新人のモデルケース
3月末〜4月
入職後はしばらく見学中心です。
教育方針はプリセプターなどの指導者によって異なります。
早い人は患者に触らせてくれます。
取り敢えずリハビリ職として仮免許を貰える程度に認められるまでは基本見学ばかりと思ってください。
新人作業療法士にはこの時期に必要な経験として、「作業ってなんだろう」、「最低限知っておかないといけないことってなんだろう」と考えてみてほしいです。
作業療法士にとっての作業とはなにか?は以下のページに解説を書きました!
作業を考えるヒントとしてくださいね!
4月末〜5月
この時期になると、担当患者が振られ始めます。
フォローで1日9単位程度振られ始め、担当も1〜2人持たされることになります。
人によってはマンツーマンで実習の延長、人によっては丸投げと、指導者によって指導はまちまちです。
この時期の介入方法としては以下を参照ください。
一応実習生向けに書いていますが、新人さんの特にこの時期は似たような介入方法で仕方ないと思います。
6月
私が元いた病院では、基本的に6月で18単位近く見れるように、という方針でした。
場所によっては、もっと早いところもあるでしょうし、もっとゆっくりのところもあると思います。
元いた病院で、「作業療法士」という肩書きで1人前として求められているのは、残念ながら
- 18単位こなせるか
- 患者を自宅復帰させれるかどうか
ですので、残念ながら「作業療法」は求められていないことが多いです。
その中で作業療法のエッセンスをどのように入れていくかが、職場での職域をしっかりとする、という手段となっていくと思います。
しかし新人からはなかなか難しいですので、まずは病院に求められる効率の良い単位の消化と、患者の自宅復帰を十分達成できるようになることを目標になさってください。
お仕事に余裕が生まれてから、質の向上を考えていきましょう!
新人から臨床でうまくやるコツ!
臨床でうまくやるコツについては、実習生に向けて以下を書きました。
新人さんも、基本はこれと同じで職場の「人間関係の構築」を攻略するのが大切です。
具体的には、
- 一緒に就職した仲間と仲良くなること
- 先輩3人に好かれること
- プリセプターと仲良くなること
では、それぞれについて説明していきます。
一緒に就職した仲間と仲良くなること
職場に話せる人がいるのといないのとでは全く違います。
たしかに1年目で失敗することも多々あると思いますが、その中で失敗を許してもらえる、教育をしっかりとしてもらえるのは人間関係ができているかどうか、が鍵になってきます。
そして、話せる人がいれば、たとえどんなに苦しい教育をされても何とか耐えることができます。
最低限、同期とは仲良くしてください。
はじめの1年、いや半年だけでも構いません。
どんなに「合わないなー」と思っても仲良くすることです。
新人同士の共通の話題は”愚痴”です。
新人である以上、自分だけでなく周りの新人も同様に辛い思いを少なからずしています。
ほかの新人は自分よりもうまくやれているように見える…という錯覚はつきものですが、たいてい外に見せていないだけです。
入職後は必ず愚痴大会が開かれますし、つらかった話を聞いたり聞いてもらったりできますよ。
人間は、表出すること、表現すること、話すことが快感となる生き物です。
その瞬間があるだけでストレスが低下しますし、おのずと連帯も強まりますよ。
先輩3人に好かれること
職場で話せる人が3人いると、職場でのQOLが向上する、という研究があります。
先輩のなかでも仕事の中で話せる人、軽口を叩ける人が必要です。
先に同期と仲良くなっているので、あとは先輩のつながりを作っておきましょう。
仕事のことを聞くときや、上司を巻き込む際に円滑に物事を運ばせるためにも先輩と仲良くなっておく必要があります。
知らない知識も、先輩に聞いたり、勉強方法を教えてもらうことで充足させることも可能です。
いい教科書になってもらえますよ!
プリセプターと仲良くなること
仕事を監督するのは、管理職の人間ですが、新人には、教育係が1年間もしくは半年つくことになります。
では、その教育係、プリセプターはあなたの敵でしょうか、味方でしょうか。
答えとしては、関係性によって変わります。
どういうことかというと、仮に仲良くなっていれば、ある程度のことで怒られても、「どうして怒られているのか」「相手・プリセプターがどんな心情なのか」をよく理解できます。
しかし、仲良くなっていないと、相手のことが分からず、まずなんで怒っているのかを理解することが難しいです。
分からないことがあると怖いのが人間です。
怖いまま、また臨床に行かないといけない。
そう考えると、不安で不安で仕方ないのではないでしょうか。
そのサイクルによって、メンタルが瓦解しかけます。(私の体験談です)
最低限、プリセプターとの仲を良好にしないまでも、まあまあの関係に保つこと、これは大切です。
現場の同僚と仲良くなるためには?
簡潔にいうと、「いかに雑談できるか」です。
雑談のコツは、雑談相手の自己開示を引き出すことです。
こちらも詳しくは、
をぜひご覧ください。
まとめ
今回は、病院に新人として入職したOTさんの一年を、私が過去いた病院のモデルケースを示しながら説明しました。
また、職場でうまくやっていくコツとして、人間関係構築の重要さとその方法について触れてきました。
この記事が、病院の入職を迎える新人さんのスムーズな新生活につながれば幸いです。
以上、OTだみんでした!
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