【実習攻略】実習生の介入プランの作り方ーまずはこれから始めよう!
こんにちは!OTだみんです。
実習生のみなさん、おつかれさまです。
実習は肉体的にも精神的にも大変なイベントですよね!

私も、体調を崩して寝込んだり、精神を病みかけたり、いろいろな思い出があります(遠い目)
実習を経験した人の中には、「あの実習を乗り切れたのだから、この先どんなことがあってもつらくない」と言う人もいるくらいです。
そんな実習の負荷をどうにか減らしたいという思いで、実習攻略を書いています。
ぜひ、ほかの実習攻略記事も参考にしてみてくださいね!
さて、今回は、実習での介入プランの作り方についてです。
目標設定はできた後のお話をしていきますので、まだ見ていない人は実習の目標設定解説を読んでくださいね▼
では、さっそく方法を見ていきましょう!
介入方法の3パートとは
実習生や経験が浅いセラピストなら、どのように介入すべきか、というものをここに記載して行きます。
方法としては、下の3つあります。
- 必要な機能を訓練する(機能訓練)
- 必要な作業を分解し、その要素それぞれを訓練する(要素訓練)
- 実際に動作を行う(実動作訓練)
とりあえずこれができていれば、今の病院での作業療法士としては合格です。
しかし、これだけでは具体的にイメージできないと思います。
3つについてさらに詳しく見ていきましょう。
必要な機能を訓練する(機能訓練)
これは、簡単に言えば
- 更衣訓練を行っていくための股関節挙上、つまり腸腰筋筋力訓練を実施する
- 注意機能が低下しているので、注意課題を行う
と行った具合のように、
必要な動作のために、足りない筋力や精神機能、ROM訓練やバランス機能、アライメント調整などを行なっていくというものです。
これは適切に作業を分解しておく必要があり、筋・骨格や精神機能を正しく評価することが求められます。
必要な作業を分解し、その要素それぞれを訓練する(要素訓練)
これは、簡単に言えば
- 入浴訓練における、浴槽の立ち上がりを想定し、床からの立ち上がり訓練・起立着座訓練を行う
といったもの。
これにより、それぞれの要素に必要な動作を、時間をかけて訓練化することで、できていない動作を集中的にトレーニングすることができます。
実動作を行わせて、失敗体験を与えるよりも、できる動作のみを行なっていくことも大切です。
できないであろう動作は、機能訓練から行うのが良いですね。
実際に動作を行う(実動作訓練)
これは、読んで字のごとく
- 入浴訓練を実際に行なっていく
などがあたりますね。
なぜ実動作を行わせるか、についてですが、いくら機能訓練や要素訓練を実施しても、現実的には実動作訓練には効果はないからです。
実動作訓練は、実際に必要な機能を複合させ、動作を学習させることができるるため、より実践的な訓練と言えます。
試行錯誤させ、どのようにすればいいのかをクライアントがリアルに理解できる、という意味で非常に重要な訓練です。
まとめ
この記事では、実習生の方に抑えておいてほしい介入プランを立てる方法について書いてきました。
基本的には、介入の3つの要素の違いを理解して介入していきましょう。
この記事では、基本的な部分について記載しましたが、禁忌動作などの動作指導を行う場合や認知症患者の場合の介入方法もありますので、別の記事で書こうと思います。
ぜひご覧ください。
この記事が実習生の皆さんにとってすこしでも役に立ったらうれしいです!
以上、OTだみんでした!
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