【実習攻略】初めての実習でも大丈夫!実習初日の攻略法
こんにちは!OTだみんです。
学生としてリハビリを学んできた皆さんが、プロになるまでに乗り越えなければいけない壁が実習です。
特に、実習の攻略では学校で勉強した内容と同じか、もしかしたらそれ以上に人間関係が重要になってくる特殊な機会です。
※実習における人間関係の重要さと、人間関係を円滑にする方法については以下の記事に記載しています。スムーズに実習を進めるためにぜひご一読くださいね。
実習でも、特に気を付けてふるまわなければいけないのは、実習の開始直後です。
なぜかというと、実習開始直後のふるまいが、実習地のバイザーやその施設のセラピストに第一印象を持たせ、それが実習中を通じての印象に大きく影響するからです。
初日のネガティブな印象をそのまま実習最後まで引きずって、最後の最後の評価まで影響し、成績にまで反映させる、なんてことも。
ちなみに、上記は私ではないのですが、うちの施設に来た学生さんの実例です。(想像以上に怖いですよね?)

初日を制すれば実習を制す、なんていってもいいかもしれません。
この記事では、初めての実習で地雷を踏まないために、実習初日で気をつけるべき点についてまとめました。
初日のあやまちで損をしないために、最低限抑えるべきポイントを確認してくださいね!
では、さっそく見ていきましょう!
実習初日の朝は、これを注意しよう

実習開始初日は、スーツで実習地に行きます。
指定されている時間の5分前には着きましょう。
そして大きく挨拶します。
「おはようございます」
「〇〇から来ました、△△といいます」
そこで、バイザーの名前を出し、指示を待ちます。
ここでのポイントは、
- 集合時刻を最低限守ること
- 挨拶をしっかりとすること
集合時刻も守れない人、とレッテルが貼られてしまうと大変です。ROM測定時などに、「角度の測り方が甘いんじゃないか」なんて心配されます。
細かいところをみられ、注文が多くなる可能性があります。
逆にしっかりしている、という印象を持たれていればある程度こちらの自由にさせてくれます。
手のかからない実習生なんていませんが、言えば守る、という印象がつくため、指導もしっかりしてくれます。
挨拶は人柄を評価しています。
挨拶も声も小さい、頭も下げない、となると、人となりに疑問符が付きます。
本当はそんなことなくても、「無作法なやつ」「おどおどしている」とレッテルがつき、上記の集合時間守れない人より、「やる気のない人間」と取られてしまうことも。

時間を守ることで「細かいところを注意しなくても大丈夫」と印象付けて必要以上に粗を探されないようにし、挨拶をしっかりすることで好感度を上げ、スムーズに実習を進めましょう。
いざ、見学開始!
まずはバイザーと対面したのち、実習地の説明や、挨拶まわりがあります。
それが終わり次第、見学開始となります。
※見学の仕方については以下の記事に記載しました!限られた見学の時間で効率的に学ぶための観点や質問の仕方について解説しているので、ぜひご覧ください。
この初日の見学で必要なのは、以下の3点です!
- 寝ないこと
- クライアントに挨拶をすること
- クライアントに失礼なふるまいをしないこと
寝ないこと
これは、2週目以降は同情の目がありますので、いくらかまだ大丈夫なのですが、初日は違います。
気力十分・体力十分と思われているなかで居眠りをしてしまうと、どうしても「あれ?」と疑問符が付きます。
一番怖いのは、
「この人、やる気ないのかな」「興味ないのかな」と思われることです。
ですので、何をしていても、本当につまらなくても「寝ない」でください。
これは最低限です!
クライアントに挨拶をすること
見学の流れは、まず先に、クライアントに見えない部分からセラピストに声をかけ、見学していいかどうかを聞きます。
その際、セラピストの目線まで腰を下げることが大切です。
その後、許可をもらったらまずクライアントに挨拶します。
ここで大切なのは
無礼の無いように自己紹介すること
です。
これ、あまり出来てない実習生の方が多いので注意してくださいね!
挨拶は次のような流れで行いましょう!
名札を提示し、大きい声で どこの学校か 自分の名前 一言挨拶 の流れ
例「〇〇から来ました、△△といいます。見学させていただいてもよろしいでしょうか」
自分の名前だけ言って、「よろしくおねがいします。」で終わらせる人が結構な人数いますが、これでは十分とは言えません。
少なくとも実習の場面では、普段よりも丁寧なあいさつが求められると思って、上の例のように所属も含めた丁寧なあいさつができるようになりましょう!
クライアントに失礼なふるまいをしないこと
挨拶をすることと同様に、クライアントに失礼のないようにする立ち居振る舞いも重要です。
残念なことに、現場のセラピストも守れていないような項目もありますが、プロになったときにも通ずるふるまい方ですから、ぜひこの機会に身に着けてしまいましょう!
寝ている頭の上から話しかけない
これをやってしまう実習生、現場のセラピストは多すぎます。
私はしているセラピストをみると、「あぁ教養がないんだな」、という印象を受けてしまいます。

とか言っていますが、私もはじめの実習地で指摘を受けて直しました(笑)
こういったマナーを教えてくれないバイザーや実習地にあたることももちろんあります。
プロになってから白眼視をされる前に、実習生の段階で正しいマナーを身に着けてしまいましょう!
頭の上を通らない(仕方ない場合は「すみません」と一言言う)
同じく、やってしまう人が(学生・セラピスト問わず)多すぎます。
クライアントとは基本的に年上のサービスのお客さんです。
自分のことをサービス業だと少し意識してみてください。
特に実習生のときはクライアントからだけでなく、その場にいるセラピストから色々見られているので、注意して損はありません。
実習初日終了時
着替え、帰宅するとき、かならずスタッフルームに挨拶して帰りましょう。
ちなみに、これができず、印象が悪くなった実習生さんがその後の実習で苦労する率が90パーセント程度です!!
スタッフルームの入り口で、皆に向かって

「お先に失礼いたします。ありがとうございました」
と言っておけば良いです。
その際、お辞儀があると完璧ですね。
あとは、すれ違う人、特にセラピストに「お先に失礼します」「お疲れ様でした」といいつつ帰ればOK。
これで1日目終了です。
実習初日が終わったら
最低2日目までは気を抜かないでください。できれば5日目までは抜かないで。
理由として、
人間は連続した状況が2〜3回起こるとレッテルを貼ろうとする生き物です。
つまり、翌日から態度が悪かった、礼儀がなかったとなると初日頑張った印象作りが台無し。
下手をすると、「気を抜いた」などと揶揄され、評価が下がる可能性があります。
さらには、それが2回連続や2日連続している場合、逆にそちらでレッテルが貼られます。
ですので、最低2日間、できれば5日間は礼儀・挨拶は気をつけてください。
疲れると思いますが気を張り続けてくださいね。
まとめ
今回は実習初日でのふるまい方について解説しました!
学生時代は、日常生活でマナーについてそれほどとやかく言われない人が多いと思います。
しかしながら、実際に多くの医療人が働く実習地では、そのような学生側の事情を配慮してくれることはなく、学生個人の純粋な落ち度として実習の結果に反映されてしまうことが多いです。
けしてマナーを軽視せず、実習先の皆様やクライアントへの配慮を常に心がけましょう。
※現金なことをいえば、評価者のあなたへのポジティブな印象によって、あなたの成績が実力より少し色よくつけてもらえるかもしれませんしね!
実習生のみなさま、引き続き頑張ってくださいね。
以上、OTだみんでした!
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