【新人攻略】初カンファレンス!説明の要点と事前準備とは?
こんにちは!OTだみんです。
病院に入職した新人にとって、初めてのカンファレンスは怖いものですよね!
私も、当時とても怖かった覚えがあります。
本当にパニックになり、どうしたらいいんだろう、と当日までドキドキ。
当然、カンファレンス中もドキドキ。
そして、あとから一緒にカンファレンスに入っていた理学療法士に
「全然ダメ」
とダメ出しをくらいました。残念…。
こんな悲しい思いをする新人OTさんが一人でも減るように、今回は初めてのカンファレンスで何をどのように説明すればいいかを解説いたします!
実際の説明の例をあげながら解説していきますので、読み終わったらぜひ実践してみてください!
では、さっそく見ていきましょう!
カンファレンスの対策
カンファレンスではこれを聞かれます
カンファレンスではまず、専門分野である作業療法の情報を聞かれます。
噛み砕いて言うと
OTは何を評価し、どう思っているのかをいってください。
ということです。
しかし、ここで注意しなければならないことがあります!
専門的なことを問われていますが、詳しい評価結果などをいちいち他職種が聞きたいわけではないのです。
他職種に聞かせる前提で説明しなければならない項目は、以下のようなものです。
- 以前の状態はどのようか
- 現在の状況はどのようか
- 今後どうなる見通しか
- 退院までどれぐらいかかりそうか
また、他職種の聞きたいポイントにくわえて、病院・施設側が作業療法士になにを求めているのか、を確認しておく必要があります。
今の病院や施設では基本的にはADL状況や精神機能について聴きたいということが多いです。
ですので、そういった事柄や、退院に必要な生活圏や役割をしっかりと話しておくことも大切です。
カンファレンスでの説明ー具体例
カンファレンスで聞かれる内容を、実際の説明のかたちにまとめた例はこちらです。
以前は家事や近くのスーパーに買い物をいっている生活をしていたようです。
現在、歩行器歩行見守りでADL自体は自立しています。認知・精神機能には問題ないです。
入浴訓練実施中であと1週もあれば獲得すると評価しています。
今後、スーパーに行けるだけの歩行耐久性の獲得、洗濯物を干す際に2階に上がるようなので階段昇降を両手荷物把持下で可能レベルまでリハビリが必要です。
とりあえず3週はかかると踏んでいます。
他職種・病院や施設が聞きたいポイントを盛り込み、専門的な評価をからめて端的に説明しているのがわかりますね!
カンファレンスのための事前準備
カンファレンスの準備としては、先に他のリハビリ職種と話もしくはミニカンファレンスを行なっておき、方針を先に決めておくことが必要です。
口裏合わせをしておくことで、リハビリとしての意見はこうだ!!と、ブレなく話すことができます。
そして、これは直前では遅いことがあります。
- 前日までにミニカンファレンスで方針を決めておく
- さらに、ミニカンファレンスの前までに作業療法士として方針を決める
他職種とのアポイントを考えれば、意外と早くから動き出さなければいけないことが想像できますね!
計画的にカンファレンスの準備を進めていきましょう。
まとめ
今回は、新人が初めてのカンファレンスで戸惑わないためのカンファレンス対策方法について解説してきました!
誰でも初めて行うことはわからないですし、怖いです。
わからないまま特攻して私のようにダメ出しをされることのないよう、説明ポイントを理解し、他職種とのミニカンファなどの可能な限りの準備を怠らないで、初カンファレンスに挑んでいきましょうね!
皆さまの初カンファレンスが良い時間になりますように祈っております。
ここまで見ていただきありがとうございました!
以上、OTだみんでした!
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