やっぱりコミュニケーションが超重要である話
こんにちは!OTだみんです。
セラピストにとって、1番必要な能力ってなんだと思いますか?
一番初めに習得しておくことってなんだと思いますか?
と聞くと、多くの人は
「リハ技術」「思考」「解剖運動生理」
と答えますし、
患者•クライエント側も
「技術をしっかりと勉強してほしい」
と言われます。
これは、専門家としては仕方がないことです。
しかし!!
これはセラピストとして1番必要な能力ではないのです。
セラピスト以前に、社会人として最低限のスキルがなにより重要です。
それは、
コミュニケーション
です。
コミュニケーション力が大事だ、という言説は耳にタコかもしれませんが、あらためてお伝えしたい!
どうしてこんなことを言うのか?
実際問題、セラピストの中で問題になるのは技術の未熟さよりも、「ホウレンソウ」をしないこと、そして、職場内でのコミュニケーションがなく、連携がとれないことです。
例えば、リハビリ側は日中の活動量を上げたい。でも、看護師側はリスク管理上あまり動いてほしくない。
転倒があれば、責任を問われるのは看護師なんです。
そう言った際、ホウレンソウもせず、コミュニケーションを取らずに勝手に活動量を上げてしまったら?
そのせいで転倒したら?
大問題です。そして、そう言うことがありうるのです。
例えば、介入前に身体状況を確認しますが、服の中で隠れている傷などをセラピストはなかなか把握し辛いです。そういうことは看護師さんがよく知ってます。
家族に関することはソーシャルワーカーさん(msw)がよく知ってたりします。家族内の関係性を理解していないまんまでズカズカと質問してもいいのか、それはわかりませんよね。
また、本人が休みの時、代わりに入るセラピストに連絡がいってなければ、代わりのセラピストは何をしたらいいのかわかりません。
このように、1番大切、というか最低限必要なのはコミュニケーション、なのです。
コミュニケーションについての記事は、今後何個か分けて書いていきますし、
以前に、実習生用に書いた記事がありますので、そちらをご覧になってほしいです。
「ホウレンソウ」は基本かつ必須スキル
では、本日は最低限の話、ホウレンソウについて話していきます。
ご存じの方がほとんどと思いますが、
「ホウレンソウ」は、
- 報告
- 連絡
- 相談
から成り立っています。
え?全部一緒じゃない??と思われる方がいると思います。
しかし、全部一緒ではありません。
優先度として
相談→報告→連絡
が基本です。情報共有業務が様々立て込んでいる場合、この順番で行うとスムーズに済みます。
とりあえず、3種類の内容についてみてみましょう。
報告連絡相談を詳しくみていこう!
報告 は、基本上司や指示を受けた人に情報を伝達することです。
連絡 は、みんなに情報を共有することです。この人のレベルはこんな感じーなど。
相談 は、自分の手に負えない、責任を持つことができない場合に行います。
3番目の相談はかなり優先順位が高いです。
なぜなら業務のフローとしては
相談→物事の決定→報告や連絡 という流れになっていくからです。
相談は、自分の観測した状況や自分の意見がまざりますから、どうしてもこんなことを相談していいのかと遠慮する気持ちも生まれがちです。
しかしながら、3つの中でも優先順位の高い重要なものですので、遠慮しすぎず相談することが大切です。
円滑にホウレンソウするコツ
そして、より円滑にホウレンソウをしていくには、

〇〇なんですけど、よろしいですか?
と相手の状況に配慮する一言が重要です。
例えば、連絡なんですけど、今大丈夫ですか?
といった言葉を枕詞につける、最初に言うことです。
これでだいぶん変わります。
相手は具体的な内容を聞く前に
重要度、責任などを必要とするかどうか、構えることができるからですね。
ぜひ実践してほしいです。
これができると、できないでは、技術うんぬんをさしおき、仕事が円滑にまわるか否かに天と地の差ができます。
どんなに技術があっても、ホウレンソウがなければ、
- 「あの人何してるのかわからない…」
- 「指示も待たずに勝手に仕事を持つ…」
- 「組織の動きに合わせないから、仕事を安心して任せられないな」
となりますよね。
ぜひ、最低限必要なスキルである「ホウレンソウ」はしっかりと身につけてほしいです!!
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